ヘンゼルとグレーテル





 昔々、ある所に3人の親子が住んでおった、母親は子供たちが幼い頃に亡くなり、3人さびしく暮らしていると、あるとき運命の出会いとやらで父親が電撃再婚をしてしまったのじゃよ。
「…新しいお母さん?」
「そうだ、私が呪いにかかっていたら…」
「親父、それは本編だろうが」
 息子、ヘンゼルの鋭いツッコミはさておき、新婚ラヴラヴな二人の所為で次第にヘンゼルと妹、グレーテルの居場所はなくなってしもうた。



 さて、この新婚のご両人、父親が新しい母親に色々とものを貢ぐものじゃからあっという間に家計は火の車になってしまった、元々森の木こりとしてただでさえ収入は少なかったものじゃから、どんどん貧しい生活になって行ったのじゃ。
「父さん、もう食べ物がないよ」
 空の食料棚を見せてグレーテルが父親に抗議するが、全く耳を貸そうとせん。
「どうする?兄さん」
「一応幼い子供の設定だから家を出るわけにも行かないだろう」
 これこれ、素に戻るでない。
 まぁ、子供の企みはさておいて、こちらは大人の企み。子供を寝かせ、蝋燭の火を浮かべてなにやらひそひそと話をしておる。
「このままですと私たち飢え死にですわよ?」
「ああ、そうだ、子供を森に捨てるか」
 父親の台詞に母親は思わず立ち上がりおった、
「何言ってるんですの?! それは私の…」
「お前が言い難いだろうから代わりに言ったまでの事」
 …? おや道理でおかしいと思えば父親が母親の台詞を換わりに言うとは…
 いやいや、それはさておき、父親は酷い事に自分の子供を森に捨てると言い出したのじゃ、
「…!あなたっ!嬉しいわ!!」
 まぁ…計画はしばらく話にならんじゃろうから子供の様子でも切り替えようかの…
 子供はといえば、妹は夜の11時には眠る習慣を見につけているもんで当に眠っとったが、ヘンゼルの方は起きて二人の会話を耳にしてしもうた。しばらく硬直した後、台本を読み返し、母親の台詞を父親が言った事を遅れて気づいたようじゃった。
「…こっちでも惚気やがって…」
 些か呆れて物も言えんようじゃが、そこは冷静な兄、ヘンゼル、気を取り直して抱き合ってる二人を監視しておる、…野暮な事をするもんじゃのう…まぁそう言う台本じゃから仕方ない、
 ようやく台本どおり話を進める事になった両親はコソコソと話の続きをはじめよった。
「…手っ取り早く森に捨てましょう」
 母親は棒読みに父親に提案すると父親も頷いた。
「ああ、仕方がないな」
「この森は樹海同然ですもの、迷ったら出られなく…」
「わかった、そうしよう!」
 今にも泣き出しそうな母親を見て父親は慌てて了承する、本来ならもっと躊躇うはずなんじゃが…よほど母親を泣かせなくないと見た。さて、驚いたのは盗み聞きをしていたヘンゼル、捨てられては大変と何か策を練りはじめる、そして偶然窓の外から月光が差し、その月光で光る白い小石を目にしよった。
「よし、あれだ」
 ヘンゼルは急いで窓から庭へと飛び出し、その光る小石たちを集め始めたのじゃ、ヘンゼルは石人じゃから石の手を少々欠けさせ、その欠けた部分に白い小石をつけていって見事に隠していったのじゃ。



 翌日、何も知らないふりをしていると、両親たちが森に手伝いにくるように誘い始めたのじゃ、断る理由もない兄妹はその両親達について森の中へと入ってしもうた。森の中は母親が樹海と呼ぶのが納得できるほど木々で生い茂り、一度迷ったら二度と助かる見込みはなさそうじゃった、ある場所へついたとき、父親が僅かな食料をヘンゼルに渡して言いつけたのじゃ。
「いいか、これから私たちはこの奥へと進む、お前達はここで大人しく待ってなさい」
 そう言って父親と母親は森の中へと消えてしまったのじゃ、残された兄妹は薪を集め火を起こして親が来るのを待っていたが、夜になっても一向に迎えには来なかった。そのうち心配になったグレーテルは不安そうにヘンゼルへと問いかけた。
「兄さん、どうする?親父達迎えに来ないよ?」
「そりゃそうだ、捨てるつもりだったんだからな」
 そこで初めてグレーテルは父親が自分を捨てた事を知ったのじゃ、なんとも遅いのう…
「大丈夫だ、今は危険で帰れないが、もうすぐ月が出る、そしたら帰れる」
 ヘンゼルの言うとおり、しばらくしていると満月が姿を現しました、真上から兄妹たちを明るく照らす光を見て、ヘンゼルはグレーテルの手を引きいきなり走り始めたのじゃ、訳のわからないのはグレーテル、しきりに兄に問いただしおった。
「なに?帰れないんじゃないの??」
「あの光る小石を目印にすれば帰れる」
 ヘンゼルが指差すのは月光に照らされ光る小石たちでした、
「なにあれ!」
 驚くグレーテルにヘンゼルは説明をはじめる。
「手につけて持ってきた、少しづつ目印代わりに落としてな」
「…きみ達石人って便利だねぇ…」
 これ、また素に戻りよって…!
 とにかく!二人は無事家に戻る事ができ、自分たちの部屋に入りこみ、ベッドの上で眠ったのじゃ。



 翌日、二人が戻った事に驚いた両親はその日の夜のうちにまた森に捨てるたくらみをはじめたのじゃ。
「たぶん、何か目印を置いたんだろうな」
 ばれてしもうた事にヘンゼルは気にせず、また部屋の外へ出ようと窓に手をかけた。
「…開かない…?」
 眠ってる事になってるので大きな音を立てるわけには行かん、ヘンゼルは内鍵を開けたが、外からも何かしら妨害があるらしく、開く事ができんのじゃ、
 ああだこうだと画策しとるうちに夜が明けてしもうた、寝不足のヘンゼルは父親が出がけに渡したわずかな食料を見てこれを目印にしようと苦し紛れに思いついたのじゃ。
 また同じように森の中で待ってるようにと言われ、兄妹達は待つことになったが、グレーテルは不安でならんようじゃった。
「兄さん、あたしたちまた捨てられたの…?」
「大丈夫だ、すぐに帰れる」
 食料だったパンをちぎって目印にしていたのでヘンゼルはグレーテルを連れて森を出ようとしたのじゃ、しかし、問題が起こってしまった。
「…目印がない…?」
 ヘンゼルが辺りを見回しますが、目印にしたパンくずはどうしても見当たらん、やがて、グレーテルは鳥が飛び立つのを見た、
「鳥が…」
「…! そうか、鳥に食べられたのか…!」
 グレーテルの言葉にヘンゼルは何故パンくずがなくなっておるか気づいた、鳥がパンくずを見つけ、片っ端から食ろうていたのじゃ、そうなれば目印はもう鳥達の胃の中、途方にくれるが、それでも諦めずに残ったパンくずを見つけようと躍起になって探した。
 しかし、周りを良く見ずに行動しよった所為で二人はあっという間に迷ってしまったのじゃ、
「兄さ〜ん…」
 恨みがましそうな目で見るグレーテルの鼻が良い匂いに気づいた、
「美味しそうな匂いがするよ」
「美味しそう?」
 ようやくヘンゼルもその匂いに気づき、腹の減った二人は顔を見合わせた、お互いに何を考えてるかわかったようじゃ。
「…こっちだな」
 匂いをたどって二人が向かうと、そこにはありえないお菓子の家が現れた、匂いの元はその家からか中からかはとんと解らん。二人は怪しいと心から思ったが、空腹には勝てず、思わずその家の傍に近づいていったのじゃ。
「…これ、本当のお菓子で出来てるよ」
 間近で見てようやく本物だと確信しよったグレーテルがヘンゼルに声をかける、ヘンゼルもグレーテルと同じくそれが本物だと確認し、驚いた反応を見せよった。
「食べて、平気かな…?」
と言うよりも今すぐに食べたそうな表情でヘンゼルに問いかけるとヘンゼルも食べたいあまりにうなずいてしもうた、
「ああ、少しくらいなら…」
 グレーテルはヘンゼルのその返事を聞くや否や傍にあったパイ生地で出来た壁を食べ始めた、中はりんごが詰まってるようじゃ、それを見たヘンゼルもチョコチップクッキーで出来た窓枠を砕いて口にする、空腹に甘いものが効いたようで二人とも幸せそうな表情で家を食べ始めよった。
 …ん?いや、壊し始めた、と言った方が懸命じゃろうか?



「誰だー!おれの家の前で騒ぐやつは!!」
 しばらくして家の外が騒々しいのを聞きつけた魔女(?)がドアから出てきよった、二人は食べかけの柿ピーを頬張りながら魔女の方へと振り向いた、すると魔女はようやく自分の家が食べられている事に気づいたらしく、驚いた顔をしたが、逸れも一瞬ですぐににこやかな顔へと変貌した。
「どうしたんだい?」
「うっわ、気持ち悪い」
「グレーテル!」
 素に戻りかけていたグレーテルをヘンゼルが諌める、流石じゃ、ワシの出る幕もなくなったかのう?
「…親に森に捨てられて迷ってるんだ、助けてくれ」
「なんと、可愛そうな子等だねぇ、よし、うちにお入り」
 ヘンゼルは顔が引きつったグレーテルの手を引いて魔女に誘われるがままに家の中へと入って行きよった。中はお菓子ではなく、普通のつくりで、魔女が一人で住んでるようじゃった、テーブルについて魔女は二人の経緯を知る。
「…そうか…かわいそうに…親に捨てられたとは…」
「お前に同情されるのもなんだかなぁ…」
 グレーテルが独り言を呟くが、ヘンゼルと魔女は気にせずに話を続ける。
「よし、お前たち、ここでわたしと一緒に住むかい?」
 魔女の提案にヘンゼルは思わず身を乗り出して聞き返した、信じられんようじゃな、
「本当に良いのか?」
「良いとも、おれも年だ、何か手伝ってくれると嬉しいよ」
 二人とも、3人で暮らしていた頃に家事は一通りこなせるもんで喜んでうなづいた、すると、突然二人に眠気が襲ってきた、うとうととしておる二人を見て、魔女はニコニコと部屋へ案内する。
「今日の所はここで寝ると良いさ、あれだけ食べたんだ、眠くもなる」
「そうだな」
「…うん、お休み〜」
 二人は魔女を疑う事もなく部屋に入り深い眠りについてしまったのじゃ。




 翌日、ヘンゼルは床が冷たい事に気づいた、昨夜眠った場所は木でできた床で毛布をしいて寝たのじゃからそれなりに冷たくはないはずなんじゃが、それはどこか金属の冷たさに似ていた、ヘンゼルはどこに眠っているのじゃろうと確認するために身を起こす、
「…どこだ… ここは…?」
 そこは昨夜眠った部屋ではなかった、屋内でもない、立派な外じゃった。3方が鉄の壁で1方だけ鉄格子が嵌っておる、見るからに頑丈そうなそれに思わずヘンゼルは飛びついた。
「檻だと…?!」
 鉄格子を揺らすが、びくともせん、そこへ魔女がやってきおった、昨夜の笑顔は当に消えておる、
「どういう事だ?!」
「どうもこうも…お前はおれに食べられるんだよ」
 魔女の言葉にヘンゼルは驚いた、そして近くに妹のグレーテルがいない事に気づいたのじゃ、もしかしたら魔女に何かされたのではと不安になっているヘンゼルの心を見透かしたような魔女の返事が返ってきよった。
「女の子の方はおれの家来になってもらってるよ、今朝も早くから働いてもらってるんだ」
 生きてるのじゃと安心したヘンゼルじゃったが、この状況で油断は出来ん、
「食べごろには少し細いねぇ…これから持ってくる食べ物は全部食べな!」
 鉄格子を掴んでおるヘンゼルの手を掴み、細いと感想を漏らした魔女はそれだけを言って家へ戻っていった。
「…細いのか…? 俺」



 一方こちらは妹グレーテル、朝早く魔女にたたき起こされ今まで何も口にせずに働きっぱなしの所為で動きが鈍くなってきておる、そこを魔女は攻め立てた。
「ほら!何してるんだい?!」
「…後で覚えてろ…冬夏にあーんな事やこぉんな事やってやる…!」
 フム…精神疲労や肉体疲労のほかに個人的恨みも蓄積されてるようじゃな…
 とにかく、グレーテルは魔女にいびられ、ヘンゼルは外の檻に閉じ込められたまま数日が過ぎよった。グレーテルはやせ細って行き、逆にヘンゼルは太り始めてきたある日の事、ヘンゼルの下にグレーテルがやってきおった、ヘンゼルの食事は魔女が持ってくるのが常じゃったが、今日だけは違うようじゃ、
「兄さん!久しぶりね!」
「グレーテル!大丈夫か?!」
 お互いの再会を喜びながら二人でヘンゼル用の大量の食事を食べ始める、特にグレーテルの食欲は凄まじいものじゃ、
「…こんなことして魔女は…」
「魔女は今日は外出なんだ、だから変わりにあたしが食事持ってきたんだよ」
 魔女の妨害がない事に安心してヘンゼルも少しだけ食べるようにした。
「だいぶ太ったね、兄さん」
「お前はやせたよな」
 お互いの外見を見比べて正直な感想を漏らすと、グレーテルはヘンゼルに問いかけてみよった。
「あのさ、食事の時ってどうしてる?」
「魔女がずっと俺を監視してる、残す事ができない、それに食べた後はいつもどのくらい太ってきたか確認するために手を差し出すように言われてる」
 答えにくい事でもなかろうて、ヘンゼルは正直にグレーテルへと返事をした、
「それ、フリだよ、見てるふり」
 グレーテルの思いもよらぬ言葉にヘンゼルは唖然とした。
「あたしさ、ここ数日魔女の様子を見てて思ったんだ、魔女は目が見えないんじゃないかって、実際今めがねはずしてるし…」
 後半の言葉はヘンゼルにはいまいち聞き取りにくかったようじゃが、かなり驚いたようじゃ、
「だからね、今度から手を差し出す代わりにこれ差し出しなよ、ばれないから」
 そう言ってグレーテルが差し出したのは骨。調理用の動物の骨をグレーテルはかっぱらってきたようじゃ、妹の行動力にあっけに取られとるヘンゼルはようやくの思いで話し始めた。
「…お前がこんな事思いつくとはな…ありがとう」
「兄さんに言われると照れるよ」



「…不思議だな…」
 数日後、魔女はあれ以来なかなか太る気配を見せないヘンゼルを不思議に思っとった。それもそのはず、ヘンゼルはグレーテルの言うとおりに食後の太り具合を確かめられる時に骨を差し出しておったのじゃからな、
「もしかしたら檻の中で動いてるかもしれん、身動きを封じてみるか」
 しかし、魔女の予想ははずれ、縛ってもヘンゼルは太らん、魔女は思い悩むうち、うっかりスキが出来てしもうた、そのスキを狙ってグレーテルはまたヘンゼルの所へと訪れたのじゃ。
「大丈夫!すっかり騙されてる!」
「ってことは本当に目が悪いって事だな」
 そうじゃな、この事で魔女が盲目だって事がはっきりしたと言う事じゃしのう、すると、気を大きくしたグレーテルが有りもしない胸を叩いて満面の笑みを浮かべた、
「兄さん!あたしに任せてっ!魔女を倒すわ!」
「…無理だろ」
 ヘンゼルの小さな呟きはどうやら耳には入らんようで、そのままグレーテルは家の中へと引き返して行きよった。
 魔女はそんなグレーテルの悪巧みにも気づかず、やはりヘンゼルがいつまで経っても太らない事を疑問に思っておった、ここまで来るとどちらが悪者なのか…



 数日後、ヘンゼルがグレーテルの言った事は嘘だったかもしれんと思い始めた頃合じゃった、その日、グレーテルは魔女の命令で訳もわからずに大きな鍋でひたすらスープを煮込んでおった。すぐ傍では魔女は相変わらずグレーテルをいびり倒しておる、グレーテルはうすうす、このままだとこの鍋の中に放り込まれて食べられる事を察知しておったようじゃ。
「ほら!さっさと仕度をしな!」
 にしても魔女の演技は板についておるのう…こやつ、素でそうなのか…?
「あっ!」
 魔女にどつかれてグレーテルは大切にしているペンダントをスープが煮えたぎる鍋の中に落としてしもうた、これにはグレーテルは相当参ったようで泣き出す始末、魔女はと言うと全く相手にせん。
「どうせ家族の写真だろう?」
 鼻で笑っている魔女に泣きそうな表情でグレーテルはペンダントの中身を言いおった。
「違うよ、冬夏の…」
「うっそ!」
 …?トウカとは?
 まぁよい、とにかく魔女はその言葉を聞き、慌てて危ないと言うのに鍋に身を乗り出しよった、グレーテルはと言うと、背を向けて無防備になってる魔女の背中を一気に鍋へ向かって一思いに押す。
「うっ…わわわ…」
 バランスを崩した魔女は煮えたぎる鍋の中に落ち、二度と浮かび上がる事はなかった。
 グレーテルはしばらくその場で呆然と魔女の最後を見ておったが、我に返ると慌てて魔女の部屋へ行き、檻の鍵を探し出すと、急いで外のヘンゼルの所へと向かった、外にいるヘンゼルは息を切らしてやってくるグレーテルを見て何事かと驚いたように鉄格子に手をかける。
「どうしたんだ? 魔女は…!?」
 グレーテルはヘンゼルの問いに答えながら檻の鍵を開いた。
「倒したよ! 鍋の中に放り込んでやった!」
 檻からよろよろと出てくる兄を支えながらグレーテルは誇らしげに言う、幼い顔をして魔女を殺すのじゃから残酷なやつじゃのう…
 久々の外に出たヘンゼルはグレーテルの言葉を確かめるために一緒になって家の中へ戻る、するとグレーテルの言うとおり、人が一人余裕では入れそうなほどの大なべから魔女の手だけが生えていた。
「な?これで家に帰れるよ!」
「…いや、このままここに住んでしまおう」
 嬉々としておるグレーテルの提案をヘンゼルは却下しよった、グレーテルは不服そうにヘンゼルを睨み付ける。
「なんで?」
 納得のいかぬグレーテルにヘンゼルは短く説明した。
「このまま家に帰ってもまた捨てられるか餓死するか、だ」
 その上、あの馬鹿ップルと一緒に暮らせんじゃろうて、
「それなら食料の豊富なこの家にしばらく居座った方が良い、幸い家主があんなんだしな」
 『あれ』と魔女を指差してヘンゼルはにやりと笑う、こやつら、本当に年端の行かぬ子供らか…?実際は少々年がいってるので仕方がないがのう。
 まぁ、そんなヘンゼルの乗っ取り計画にグレーテルも賛成した。


そして、ヘンゼルとグレーテルはしばらく食料に困る事もなく贅沢に森の中で暮らしたそうな。




これにて終いじゃ。






栞語録
1周年記念にオリキャラ全員集合で童話を1篇やってみました、正確に言えば『全員』ではありませんが、一応『創作絵噺』のオリジ小説のキャラクタからくじ引きで当ててます。キャラクタといっても出番の少ないキャラクタだとぴんと来ないと思いましたのでメインのみです。童話内にヒントを盛り込んでみたので良かったら誰が何を演じているか当ててみてください。
絵だと持ち帰りとか出来るんでしょうが…これは…;でも一応持ち帰り可にしておきます(苦笑)

1周年、皆様に感謝です。


ヘンゼル ジェイド
グレーテル 有
魔女 春秋
父 セム
母 サラ
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