朝雨
窓の外から聞こえる水音。
「…雨だ」
「…ええ」
「この分だとすぐに止むな」
「…ええ」
「出発が遅れる」
「…ええ」
「……」
「……」
「…集中の邪魔か?」
「…ええ」
「……」
「……」
「さっきからええばっかじゃねーか」
「そう言うあなたこそ小言ばかりですよ」
そして初めて二人は眼を合わせる。
「じゃ、大ゴトならいいんだな?」
そういう問題でもないが、デュランは屈みこんだ。
そして次の一瞬、リースの肌に何かが触れる感触がした。
「―――――!!」
リースは『それ』が触れた箇所に手を触れ顔を赤くさせる。
「…確かに、これは大ゴトですね…」
赤い顔を隠すように傍らの武器を手に取り、リースは立ち上がった。
デュランはそのただならぬリースの気配に思わず引いた。
「リ…リース…?」
「ちょっ…タンマ…」
「問答無用です」
この後、デュランがどうなったかはご想像にお任せします。
栞語録
なんとなくイメージはデュラン闇でリース光…でしょうか…?でもデュランへたれ…
朝、いつもより早く起きてしまった時にふと思いついたネタ。その後二度寝するほど意識が曖昧だったので今書いてみると恥…
『いつ』『どこで』『何をしていた』等の背景もご想像にお任せします、ぜひ妄想してみてください。