僕は側に駆け寄る事も出来なかった
 
 
いつも強気な女の子が泣いているのを
 
 
僕が慰めてあげることもできなくて
 
 
ずっと影で見ていた
 
 
影で泣いてる姿を
 
 
 
 
 
glaude ich Ihnen
                          〜星の下のこの村の彼女に〜
 
 
 
 
 
半月ぶりに帰ってきたリゼンブールは
 
 
相変わらずの田舎で
 
 
澄んだ空気が流れていたんだろうか
 
 
鎧の体の僕は感じる事は出来ないけれど
 
 
懐かしい風景は変わっていなかった
 
 
その日
 
 
兄さんと大佐とつき会ってる事を
 
 
ウィンリィは知ってしまった
 
 
夜に河原から抑えるような泣き声が聞えた
 
 
・・・ウィンリィだ
 
 
川に月がくっきりと浮かんでいる
 
 
ウィンリィは僕に気付いて顔をあげた
 
 
少し眼が腫れていたけど
 
 
もう涙は流れていなかった
 
 
「・・アル?」
 
 
「風邪引いちゃうよ?」
 
 
ウィンリィの隣に腰を降ろすと鎧の体がガシャッと音をたてた
 
 
「引かないわよっ!そんなにやわじゃないわ。」
 
 
あたしを誰だと思ってんのよといつものウィンリィの笑顔だった
 
 
「あーあっ・・。失恋しちゃったー・・・。」
 
 
ズキンと体ももたないこの体でも痛みが走った
 
 
「・・・・。」
 
 
「アル。ありがと・・。」
 
 
「え?」
 
 
お礼を言われるような事をしただろうか?
 
 
礼を言う彼女を見ると
 
 
嬉しそうに優しく微笑んでいた
 
 
「なんで?僕何もしてあげてないよ・・。」
 
 
やるせなさが酷く胸をうつ
 
 
でもウィンリィは後ろを指で指してこう言った
 
 
「あの影で、前はずっとみてたんでしょう?」
 
 
気付いてたんだ・・・。
 
 
少し恥ずかしくなり彼女が指を指した場所から眼を逸らした
 
 
「今日は側にいてくれたから。」
 
 
そういうとウィンリィは立ち上がり軽く伸びをした
 
 
「あーあ、泣いたらすっきりしたわー。」
 
 
「ウィンリィ。」
 
 
「ん?何?」
 
 
ずっと兄さんの事見てたのは知っていた
 
 
だから僕は・・・―――
 
 
「今度は僕の事見ててね。」
 
 
「え?」
 
 
「早く戻ろう。本当に風邪引いちゃうよ。」
 
 
少しはぐらかして
 
 
二人でピナコばっちゃんと兄さんの居る家に戻った
 
 
夜が明け
 
 
また早朝から旅に出る
 
 
ウィンリィが起きていてくれた
 
 
気まずくなったのか
 
 
兄さんは先に行ってしまった
 
 
「まったくー。兄さんはっ・・;またね、ばっちゃん。ウィンリィ。」
 
 
急いで追いかけようとするとウィンリィが言った。
 
 
「今度はアルの事見てるからね。」
 
 
心から信じる事が出来るくらい
 
 
ウィンリィが綺麗に見えた
 
 
 
 
                                    END
 
 
 
 
 
 
 
 
☆後書きとかいて七味唐辛子を一気飲み☆
はいw小暮です☆栞んからのリクですよーっ☆
タイトルドイツ語で信じるよです☆
ごめん・・・。すっげごちゃごちゃにっ・・;;
しかもどこがアルウィンだって。
超ロイエド前提だしねっ!!!☆(なんてやつ)
しかも初っ端から失恋かよ・・。(土下座)
とにかくいいのかしらこんなんで・・;;
受け取って栞んっーーー!!!(ヲイ)
ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございますっ☆
それではこの辺で!(逃走)





栞語録
メールで引っ越し祝い小説のお礼を言う→ちょっと冗談でアルウィンをリク→ノーマルだからちょっと抵抗→鋼×オリキャラでノーマルかいてるだろ!と脅す→しぶしぶ承諾→45分後→『完成したからPCに送っておいたv』とメルが来る。
以上が今回の流れです。早っ?!と思わず突っ込みました。数時間経ってるかなーと思い今履歴を見たら1時間も経ってませんでした…;それでも出来はいいですvvときめきました…vvそしてちゃんとロイエドしてるのが彼女らしいです(爆笑)
七味唐辛子一気飲みした彼女に拍手を!私辛いの苦手だし〜(超甘党人です)



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